中学生の時に担任の先生が話した事。
未だに覚えている、ねちっこい私です。
”飛べなくなったノミ” の話。
ノミは生まれつき数メートルもジャンプできる能力を持っている。
ぴょんぴょん飛んで、いろいろな動物に張り付き血を吸うのである。
だがそのノミを瓶に入れフタをして放置する。
しばらくすると、ノミは自分の頭上にフタがある事を学び、瓶の高さしか飛ばなくなる。
ジャンプした時に瓶のフタに当たってばかりいては死んでしまうからである。
ある日、フタを開け瓶の中からそのノミを取り出す。
だが、そのノミはフタがないにもかかわらず、一生瓶の高さ以上に飛ぶ事はない。
という話。
これ非常に印象に残っている。
担任は熱く言った。
自分の人生に絶対にフタをするな。
2度と高く飛べなくなるぞ。と。
だが、日常を生きていると、他人に知らずのうちにフタをされそうになるので気をつけなければいけない。
今朝起きたとき。
コーヒー豆の瓶を覗くと空であった。
コーヒーを毎朝飲むのが習慣な私は、いきなり不機嫌になる。
しょうがないので、近所の珈琲屋まで豆を買いに行く。
”おはよー。今日は何にする?”
いつも行くコーヒー屋のいつもの愛想がいいお兄さん。
私 ”豆1袋とアメリカーノ、プリーズ。”
お兄さん ”今日はこれから仕事?”
私 ”そうだよ。”
お兄さん ”月曜日って最悪だよね。仕事行かなきゃだし。そりゃブルーになるよね。”
私は生まれつき、機嫌が悪いとすぐ顔や態度にでる。
私の態度で機嫌が悪いと察知したお兄さん。
だが私が機嫌が悪いのは朝コーヒー豆が家になかったからで、仕事に行かなければならないからではない。
そもそも仕事が大好きなので、月曜日を苦痛だと思った事など1度もない。
しかし、このお兄さんは月曜日の朝はみんなブルーというレッテルを私に貼ろうとしたのである。
私 ”うん。でも美味しいコーヒー飲んだら、ハッピーになると思う。サンキュー。”
お兄さん ”ユーアー、ウェルカム。”
寝起き早々、こんな気の利いた返しができるなんてさすが私である。
しかし、あぶないところであった。
危うくこのお兄さんにフタをされるところであった。
まるで私が月曜日にブルーな気分で会社に行かないといけないみたいではないか。
半年前に日本で銀行口座を開いた時の話である。
銀行のお姉さん ”今回、口座をどのような目的でご開設頂いたのでしょうか?”
私 ”ブログを始めたんですけど、アフィリエイトの収入の振込先が必要で開設しました。”
銀行のお姉さん ”では、あまり高額な振込ではないと思うのでb口座でどうでしょうか?”
はい!!!?
この銀行のカウンターのお姉さん。
なぜに、私が超人気売れっ子ブロガーになって月何十万も稼ぐかもしれない可能性がゼロとして話を進めているのだろうか?
君は私のブログを読んだ事があるのかい?
と言っても、これは私がブログを書き始める前の話である。
まだ存在してもいないブログに対して、彼女はたいした収益はないであろう、と言いきったのである。
私の才能にフタをしようとするなんて、いい根性じゃあああ。
と彼女が使っていたデスクを思わずひっくり返しそうになった、お茶目な私である。
うって変わって、うちの娘。
最近の口癖。
娘 ”マミー。私たちいつになったら、リッチになるの?”
彼女は、早く車付きの一軒家に住んで犬が飼いたいのである。
娘 ”マミーなら、お金持ちになれるから、もっと仕事頑張りなよ。つーか、早く社長になって。”
私が散々仕事ばかりしていて、それでも貧乏なのを知っているくせに、こんな事を言ってくるなんて。
2度と喋れないように娘の舌を植木ばさみで断ち切ってしまいたい思いである。
だがこの子供。
子供故に、人生にフタをする事を知らず、頑張ればお金持ちでも、社長でもなれると信じている。
ある意味彼女は、私の夢を後押ししてくれる、心強い味方である。
にほんブログ村
海外永住 ブログランキングへ