私はプロダクション会社に雇われてフルタイムで映像編集の仕事をしているが、それとは別でフリーランスとして、自分のクライアントも持っている。
なので、起業したいしたいと騒いでいるが、実はすでに起業しているようなものである。
ただ、社員が私一人。さみしい。
だが、これがいろいろ事件が起きる。
先日の事である。
私のクライアントの一つ、シアトルにある医療系のノンプロフィットオーガニゼーション。
毎年大きなコンフィレンスがあり、その様子を撮影する。
私の仕事はその撮影されたビデオを元に3−4分のダイジェストビデオを編集するのである。
編集が終わり、編集し終わったビデオを送る。
だが手元には預かっていたハードドライブがある。
先方の担当者の人にメールを送り、どうやって返品したら良いか聞く。
だが、1週間しても返事がない。
留守電を残す。
さらに1週間しても折り返しの電話がこない。
仕事ができなさそうな人だったからなあ。。。。
きっと返信も忙しくて出来ないんだろう。。
もう一度メールを送る。
1週間後、まだ連絡がない。
え?失踪?
ちょっと心配になる。でも、放っておく。
1週間後、まだ連絡はない。
うちのデスクに置かれたままのハードドライブは若干ほこりをかぶっている。
え?死んだ?なんで連絡がないんだ?
しょうがないので、オフィスの受付に電話してみる。
私 ”コニーさん(担当者)と話したいんですけど、繋いでもらえますか?”
受付の子 ”コニーさんなら、3週間前に辞めましたよ。”
私 ”へ?でも彼女から預かってるハードドライブがあるんですけど。”
受付の子 ”じゃあ郵送で送るか、ドロップオフしにきてください。”
がびーーーん。
担当者がいなくなったああ。
ということはこの先私に仕事が回ってこないいいい。
なんでいなくなる前に1通メールでもくれないのだ?
わけわからん。
後任はいったい誰だ??
は!!!?
もしや、コニーさん、クビになったんじゃ。。。。
突然クビになったから誰にも引き継がないで、会社を去ったのかも。
考えてみれば、コニーさん仕事できなさそうだったし。。
うん。くびに違いない。
また私の想像が大暴走する瞬間。
とりあえず、お金を先払いでもらっておいてよかった。。。。
だが、こういう事よくある。
昔セールスをしていた時代にも、お客さんがいきなり会社から解雇されたりして、商品はすでに配送してあるのに、お金が振り込まれない。
1台で200万円ほどする機械なので、大事である。
先方の会社の他の社員と話をしても、ちゃんと引き継ぎはしてないし、誰も商品が購入されていた事も知らなかった。
うちの今の会社のプロデューサーもプロジェクトのど真ん中でクライアントに失踪された事がある。
担当者が突然解雇されたため、プロジェクトも打ち切りになり、予算もすべて会社に没収されてしまったのである。
すでに撮影は終わっていて、あとは編集するだけだった。
しょうがないので、撮影されたビデオはすべてお蔵入りである。
いったいぜんたい、この国はこんなにいい加減で、なんで経済がちゃんと成り立っているのか。
いまだに不思議である。
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